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角川まんが学習シリーズ 世界の歴史 8 変化するユーラシア諸帝国 一五五〇~一七二〇年
17~18世紀のユーラシアには、いくつかの帝国や大国が並び立っていました。それらの中から、日本、清、サファヴィー朝、オスマン帝国、オーストリア、プロイセン、イングランドとスペインを取り上げ、各国の動向とこれらの国々の間での協力と対立の様相、更には戦いとその結末を描きます。各国を率いた個性的な君主たちの姿を追いながら、彼/彼女たちの喜びや悲しみ、迷いと決断を追体験してみましょう。
【目次】
もしもユーラシア各国の君主たちが会社の社長だったら!?
第1章 オスマン帝国とムスリム諸王朝
第2章 ヨーロッパを巻き込む三十年戦争
第3章 明の滅亡と清帝国
第4章 オーストリアとプロイセン
定価 1,045円(本体950円+税)
発売日:2021年2月25日
判型:四六判
商品形態:単行本
ページ数:224ページ
ISBN:9784041054253
もくじ
【目次】
もしもユーラシア各国の君主たちが会社の社長だったら!?
第1章 オスマン帝国とムスリム諸王朝
第2章 ヨーロッパを巻き込む三十年戦争
第3章 明の滅亡と清帝国
第4章 オーストリアとプロイセン
目次と登場人物
第1章 オスマン帝国とムスリム諸王朝
第2章 ヨーロッパを巻き込む三十年戦争
第3章 明の滅亡と清帝国
第4章 オーストリアとプロイセン
内容紹介
オスマン帝国とサファヴィー朝、明清と日本、イングランドとスペイン、オーストリアとプロイセンなどユーラシア各地で大国が興亡した。
Q&A

Q.
17~18世紀のユーラシアの地図を見て、現代との領土の違いを確認し、またこれらの国々の政治や社会の仕組みにどのような特徴があったかをまとめてみましょう。
17~18世紀のユーラシアの地図を見て、現代との領土の違いを確認し、またこれらの国々の政治や社会の仕組みにどのような特徴があったかをまとめてみましょう。


A.
清は皇帝の独裁的権力の下、基本的には明の官僚制を受け継いで、満州人・漢人・モンゴル人・チベット人・ムスリムなどを支配しました。オスマン帝国はバルカン半島からエジプトまでを支配しましたが、その社会では異なる宗教や民族が共存し、地域独自の制度も残りました。このほかにもユーラシアでは、ロシア帝国・オーストリア帝国・サファヴィー朝・ムガル帝国などが広大な領域と多様な人々を支配していましたが、これら帝国の境界線は必ずしも明確ではありませんでした。
一方、ヨーロッパでは三十年戦争が終わると、主権・領土・国民の三要素を備えた主権国家どうしが外交や戦争を行う主権国家体制が確立され、支配領域争いが展開されます。ブルボン朝の下で絶対王政を強化したフランスや、上からの開明的改革を試みる啓蒙専制君主(けいもうせんせいくんしゅ)が現れたプロイセンなどが領土をめぐって何度もの戦争を行いました。
清は皇帝の独裁的権力の下、基本的には明の官僚制を受け継いで、満州人・漢人・モンゴル人・チベット人・ムスリムなどを支配しました。オスマン帝国はバルカン半島からエジプトまでを支配しましたが、その社会では異なる宗教や民族が共存し、地域独自の制度も残りました。このほかにもユーラシアでは、ロシア帝国・オーストリア帝国・サファヴィー朝・ムガル帝国などが広大な領域と多様な人々を支配していましたが、これら帝国の境界線は必ずしも明確ではありませんでした。
一方、ヨーロッパでは三十年戦争が終わると、主権・領土・国民の三要素を備えた主権国家どうしが外交や戦争を行う主権国家体制が確立され、支配領域争いが展開されます。ブルボン朝の下で絶対王政を強化したフランスや、上からの開明的改革を試みる啓蒙専制君主(けいもうせんせいくんしゅ)が現れたプロイセンなどが領土をめぐって何度もの戦争を行いました。