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角川まんが学習シリーズ 世界の歴史 1 人類誕生と古代の王国 七〇〇万年前~紀元前六〇〇年
私たちヒトは700万年前に誕生した人類の一種で、直接の祖先は20万年前に東アフリカで生まれました。その後世界各地に散らばったヒトは、農耕・牧畜を主な生活の手段とし、集落や都市に集団で住むようになりました。指導者である神官や王に率いられた集団は、近隣のほかの集団と争いながら、しだいに支配領域を拡大していきました。メソポタミア、エジプト、北インド、中国の例を見ていきましょう。
【目次】
もしも大昔の人々がクイズ番組に出演したら…!?
第1章 人類の始まり
第2章 都市の誕生
第3章 古代オリエント文明
第4章 古代インド文明・古代中国文明
定価 1,045円(本体950円+税)
発売日:2021年2月25日
判型:四六判
商品形態:単行本
ページ数:224ページ
ISBN:9784041054185
もくじ
【目次】
もしも大昔の人々がクイズ番組に出演したら…!?
第1章 人類の始まり
第2章 都市の誕生
第3章 古代オリエント文明
第4章 古代インド文明・古代中国文明
目次と登場人物
第1章 人類の始まり
第2章 都市の誕生
第3章 古代オリエント文明
第4章 古代インド文明・古代中国文明
内容紹介
人類誕生後長い時間を経て、約一万年前から世界各地で農耕・牧畜が始まった。都市が生まれ、古代文明もいくつか誕生する。
Q&A

Q.
メソポタミア・エジプト・北インド・中国の古代社会の共通点と相違点としてはどのようなものが挙げられるでしょうか?
メソポタミア・エジプト・北インド・中国の古代社会の共通点と相違点としてはどのようなものが挙げられるでしょうか?


A.
共通点は、集落に定住し、大河のほとりで農耕や牧畜を基盤とする社会を築いたことです。これにより、余った食糧を巡って貧富の差が生まれたほか、集落の指導者が必要となりました。後に集落は都市に発展し、王や宗教指導者の権威が高まりました。
一方で農耕の形はそれぞれ異なっていました。エジプトではナイル川の定期的な氾濫(はんらん)を利用した農業が行われ、雨が少ないメソポタミアでは灌漑(かんがい)により大河から水を引いて農地を開発しました。インドではモンスーン(季節風)により雨季と乾季に分かれ、中国の気候は温暖でした。人々は各地でそれぞれの気候や環境を活かして農業を行ったのです。また、宗教や文字などの文化も、エジプトのピラミッドに代表されるように独自性を持っていました。
共通点は、集落に定住し、大河のほとりで農耕や牧畜を基盤とする社会を築いたことです。これにより、余った食糧を巡って貧富の差が生まれたほか、集落の指導者が必要となりました。後に集落は都市に発展し、王や宗教指導者の権威が高まりました。
一方で農耕の形はそれぞれ異なっていました。エジプトではナイル川の定期的な氾濫(はんらん)を利用した農業が行われ、雨が少ないメソポタミアでは灌漑(かんがい)により大河から水を引いて農地を開発しました。インドではモンスーン(季節風)により雨季と乾季に分かれ、中国の気候は温暖でした。人々は各地でそれぞれの気候や環境を活かして農業を行ったのです。また、宗教や文字などの文化も、エジプトのピラミッドに代表されるように独自性を持っていました。