書影:角川まんが学習シリーズ まんがで名作 これから科学者になる君へ 寺田寅彦エッセイ集

「天災は忘れた頃にやってくる」で再注目、寺田寅彦の名作が学習まんがに!

角川まんが学習シリーズ まんがで名作 これから科学者になる君へ 寺田寅彦エッセイ集

原作:寺田 寅彦

監修:鎌田 浩毅

明治~昭和にかけて物理学者として活躍する一方、文筆家としても優れたエッセイを数多く残した寺田寅彦。
彼の作品は海の波や茶碗の湯気、電車の混雑など身近なものをていねいに観察することで、科学の楽しさが伝わってくるような内容になっています。
また、寺田寅彦は関東大震災を経験し、地震や防災にまつわるエッセイも多く残しました。

読むと科学がグッと身近に感じられる!
何世代にもわたって愛される科学エッセイを初の学習まんが化!!

▼『ぼくらの七日間戦争』宗田理先生推薦!
「未来の見えない時代こそ、常識を超えた発想が必要だ。そのヒントがこの本にある。」

定価 968円(本体880円+税)

発売日:2023215

判型:四六判

商品形態:単行本

ページ数:160ページ

ISBN:9784041122136

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もくじ

第1章 夏の小半日
第2章 茶碗の湯
第3章 電車の混雑について
第4章 こわいものの征服
第5章 津波と人間
第6章 藤の実
第7章 科学者とあたま
寅彦のここをちょっと深ぼり!!1
寅彦のここをちょっと深ぼり!!2
知ってびっくり! 寺田寅彦ってこんな人!!
科学者!? 文学者!? 寺田寅彦 二刀流年表


寺田寅彦は日常にあるものをていねいに観察することで、そこから専門的なものへと「連想」する科学エッセイを数多く残しました。
『まんがで名作 これから科学者になる君へ 寺田寅彦エッセイ集』では、寺田寅彦のエッセイをまんがで分かりやすくえがき、科学的な視点や発見を体感できるようになっています。


▲第1章「夏の小半日」より。砂浜の砂をていねいに観察していく。

また、寺田寅彦は「天災は忘れた頃にやってくる」の警句を残し、防災の重要性もエッセイの中で説いています。
本書では、現代でも学ぶ点の多い地震・津波に関する寺田寅彦のエッセイをまんが化。記事ページでも補足し、しっかり学べるようになっています。


▲第5章「津波と人間」より。自然と人間の営み――両方に焦点を当てて、防災についてえがく。


▲記事ページでも、地震についてしっかり解説!



【監修】鎌田浩毅(京都大学名誉教授)
1955年東京都生まれ。東京大学理学部地学科卒業。理学博士。
専門は地球科学・火山学・科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書に『揺れる大地を賢く生きる』(角川新書)、『知っておきたい地球科学』(岩波新書)、『100年無敵の勉強法』(ちくまQブックス)など。YouTube「京都大学最終講義」は91万回以上再生。

【保護者の方へ】
寺田寅彦はノーベル賞受賞候補者にもなり物理学の研究で活躍する一方、学生の頃から夏目漱石に弟子入りをし、文筆家としても数々のエッセイを残しました。理系と文系、両方の分野に精通していた寺田寅彦ですが、地震や防災の研究も行っており、最近では「天災は忘れた頃にやってくる」の警句で再び注目されております。

そんな寺田寅彦は身近なものを丁寧に観察し、それを専門的なものへと「連想」する研究をよく行っていました。茶碗に入った湯気の動きから気流の流れへと連想したり、電車の混雑からそのパターンを推測したりと意外なものから考えを深めていくのですが、その寺田寅彦の思考には現代の私たちも学ぶところが多いです。また、寺田寅彦が生きた1923年には関東大震災が起こり、大きな被害が出ました。これを機に、寺田寅彦は防災の大切さも彼の作品のなかで説いています。

『まんがで名作』シリーズでは寺田寅彦のエッセイを理解しやすいように脚色し、子どもたちの目線で楽しめるまんがとして描いています。大人が読んでもハッとする視点や学べる要素が入っておりますので、ぜひ子どもたちと一緒に読んでみて下さい。


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