
日本経済の功労者、渋沢栄一の名著『論語と算盤』がまんがで理解できる!
角川まんが学習シリーズ まんがで名作 渋沢栄一の論語と算盤
新しい1万円札の顔にも選ばれ、日本の「資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一は、
中国の古典『論語』を学び、個人の利益の追求ではなく、「みんなの得になる社会をつくるにはどうするべきか」を考え実践した人物。
この『渋沢栄一の論語と算盤』では、渋沢の思いや考え方を子供たちがイメージしやすいように、現代を舞台にした分かりやすいまんがで紹介しています。
正しくお金をもうけて社会のために使うこと、そして何より人を思いやり行動することの大切さを学んでいきましょう。
定価 968円(本体880円+税)
発売日:2021年2月12日
判型:四六判
商品形態:単行本
ページ数:144ページ
ISBN:9784041086490
もくじ
【目次】
プロローグ 「渋沢栄一」との出会い
第1章 お金持ちになりたい!
第2章 どうして勉強ってしなきゃいけないの?
第3章 どうやって生きていくのがいいんだろう?
第4章 がんばってるけど、うまくいかない時は?
内容紹介

約2500年以上前の中国の思想家・孔子の教えを、後に弟子たちがまとめた『論語』。これには、ぼくたちはどう生きて、どういう行動をするべきかなど、ものの見方や人を思いやる心の大切さが書かれ、今日に至るまで人々の生き方のお手本として広く読まれています。渋沢栄一は『論語』を学び、個人の利益を求めるだけでなく、社会みんなの得になることを考え追求しました。渋沢の考えやメッセージが込められた『論語と算盤』から、自分で考えて行動する力と、道徳心を学び取ることができます。

家族で営むカフェや小学校を舞台にストーリーが展開。
子供たちに身近なテーマで分かりやすい!

幼いころから商売の才能を発揮する姿など、伝記パートでは
『論語と算盤』につながる渋沢の半生を知ることができる!

渋沢先生に、私たちの「なやみ」を相談してみたら!?
4コマ漫画や楽しい解説の読み物や、かれの生きた時
代や取り巻く人々を知ることができるページが満載!

1936年大阪市生まれ。京都大学卒業。文学博士。専門は中国思想史。著書に『加地伸行著作集』全3巻(中国論理学史研究・日本思想史研究・孝研究、研文出版)、『儒教とは何か 増補版』(中公新書)、『論語 全訳注 増補版』『論語のこころ』『孝経 全訳注』(講談社学術文庫)、『孔子』『ビギナーズ・クラシックス中国の古典 論語』(角川ソフィア文庫)、『令和の「論語と算盤」』(産経セレクト)ほか。
【保護者の方へ】
91年の生涯で500以上もの会社に関わり、日本の「資本主義の父」と呼ばれ、日本経済の基礎を築いた渋沢栄一。この渋沢の不朽の名作が『論語と算盤』です。中国の古典である『論語』を学んだ渋沢は、その考え方(道徳心)を、もうけ主義や自分の出世だけに走りがちな世の中で、自身の事業に活かしました。そして利益を個人のものにするだけでなく、社会に還元する慈善活動を熱心に行うなど、みんなが豊かな生活を送れる日本を目指したのです。
しかし現代日本は、利益至上主義に陥るあまり、ブラック企業や収入格差など社会問題が山積みであり、「楽してお金持ちになりたい」「努力なんてかっこ悪い」と口にする子供たちや若者もいます。「お金があれば幸せ」、果たしてそうでしょうか。
『論語と算盤』には、「金もうけ」と「人から信用される人生」を両立させるにはどうしたらよいか、どのように行動すべきかが書かれています。『まんがで名作』シリーズでは、『論語と算盤』の教えを理解しやすいように、子供たちの身近な生活を舞台にえがいています。自分だったらどうするかを子供たちと一緒に考えながら読んでみましょう。